米大統領、全人代閉幕後の中国主席との電話会談望む=補佐官
[大統領専用機上 13日 ロイター] – 米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は13日、米国は中国との定期対話の再開を望んでおり、バイデン大統領は中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)終了後のいつかの時点で習近平国家主席との電話会談を望んでいると述べた。
中国の全人代は13日に閉幕。この日はまた、米国、英国、オーストラリアが米カリフォルニア州サンディエゴで首脳会談を実施し、安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」に基づく豪州向けの原子力潜水艦配備計画について今後の方針について協議した。
AUKUSは、インド太平洋地域で中国に対抗することが目的。サリバン氏はサンディエゴに向かう大統領専用機上で記者団に対し「競争には対話と外交が必要だ」とし、「われわれは中国に対し上級レベルでの定期的な対話を行うよう呼びかける」と述べた。
米国が中国の偵察気球が米国の領空を飛行したと指摘したことで米中関係の緊張が一段と高まる中、バイデン大統領は2月半ば、習主席との会談を期待していると述べていた。サリバン補佐官によると、電話会談の予定はまだ発表されておらず、バイデン大統領は全人代閉幕後に電話会談を行う機会に期待しているという。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)はこの日、習主席が来週にロシアを訪問してプーチン大統領と会談した後、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談する予定だと伝えた。
これについてサリバン補佐官は、米政府は習主席に対し「ロシアの視点だけではない」話を聞けるよう、ゼレンスキー氏と会談するよう呼びかけてきたと語った。ただ、ウクライナ政府は習氏とゼレンスキー氏の会談を確認していないと述べた。
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