米、日韓首脳会談での関係修復を歓迎
[東京/ソウル 16日 ロイター] – 米国務省の報道官は、関係正常化に向けたシャトル外交再開などで一致した16日の日韓首脳会談について、両国関係の改善によって米国を含めた3カ国が「自由で開かれたインド太平洋というビジョンなど、共通の地域的・国際的優先事項を推進する機会を生かせるようになる」と述べて歓迎した。
「前向きな一歩」を踏み出した両首脳を称賛すると語った。
バイデン政権の元高官で現在は米戦略国際問題研究所(CSIS)に所属するクリストファー・ジョンストン氏は、中国と北朝鮮に対する共通の懸念があるため、急改善した関係が持続すると楽観視していると述べた。
「尹錫悦大統領と岸田文雄首相はともに任期の早い段階のため、2国間関係の新たな流れが両国関係の強力な基礎をなすようになる可能性が高い」と述べた。
米国のエマニュエル駐日大使はツイッターで、「今日は共通の利益、共通の価値観、共通の目標にとって良い日だった」と述べた。
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