トランプ氏、FBとユーチューブで投稿再開 「アイム・バック」
[17日 ロイター] – トランプ前米大統領は17日、2021年1月6日の米連邦議事堂襲撃事件を受けて停止されていたフェイスブックとユーチューブのアカウント凍結解除に伴い、「アイム・バック(戻ってきた)」と書き込み、投稿を再開した。
トランプ氏は双方のプラットフォームで短い動画を配信。この中では、2016年の大統領選で当選したことを報じるCNNのニュース速報が引用された後、次期大統領選に向けた「トランプ 2024 米国を再び偉大にしよう」という標語が映し出される。
動画には「待たせて申し訳ない。複雑な事情があった」と述べる場面もあった。
米アルファベット傘下の動画投稿サイトであるユーチューブは17日朝、同氏のチャンネルを復活させた。米メタ・プラットフォームズは2月9日、傘下のフェイスブックとインスタグラムのアカウントを復活させたことを確認していた。
トランプ氏のツイッターのアカウントは、同社を買収した実業家イーロン・マスク氏により昨年11月に復活済みだが、トランプ氏はまだ投稿を再開していない。
トランプ氏は2016年の大統領選でソーシャルメディアを積極的に活用した。24年に再出馬する際には、活動資金を調達に向け、3つの主要プラットフォームで合計1億4600万人のフォロワーを獲得することが可能となる。
ユーチューブはトランプ氏のアカウント復活に関し「現実世界において繰り返される暴力の危険性と、選挙に向けて有権者が主要な候補者から平等に話を聞く機会とのバランスを慎重に評価した」と説明した。
トランプ氏の選挙活動を担当するチームは、コメントの求めに応じていない。
関連記事

ケネディ・ジュニア米保健福祉長官は、すべての新しいワクチンに対してプラセボ対照試験を義務づける方針を発表した。背景には、安全性評価の不十分さや監視体制の限界に対する懸念がある。

トランプ大統領が発動した大規模な関税措置をめぐり、米連邦巡回区控訴裁判所は5月23日、これを差し止めた下級審の命令を一時的に停止すると決定した。政府側の申し立てを受け入れた形で、最終判断は今後の審理に委ねられる。

5月28日、イーロン・マスク氏は連邦政府から退くと語った。トランプ大統領に感謝を述べるとともに、政府全体に無駄削減の取り組みが今後も広がるとの期待を示した。

裁判所は「憲法は、『税金、関税、輸入税および物品税を課し、徴収する権限』を議会に独占的に与えている」として、トランプ氏の関税措置は「大統領の権限を逸脱している」と判断した。

アメリカ商務省が中国資本関与を理由に、伊ピレリのスマートタイヤをアメリカでの販売禁止を警告。高級車市場やサプライ網に波紋が広がる。