3月27日、ロシアは核兵器搭載型のスーパー魚雷「ポセイドン」を発射できる原子力潜水艦の基地として、太平洋沿岸のインフラ施設建設を2024年初めに完了する計画。写真はロシアの旗。ニジニ・ノヴゴロドで2015年7月撮影(2023年 ロイター/Maxim Shemetov)

ロシア、24年に「ポセイドン」搭載原潜のインフラ完成へ=報道

[27日 ロイター] – ロシアは核兵器搭載型のスーパー魚雷「ポセイドン」を発射できる原子力潜水艦の基地として、太平洋沿岸のインフラ施設建設を2024年初めに完了する計画。タス通信が国防関係者の話として27日報じた。

ロシアは今年1月、ポセイドンを初めて生産したと発表。プーチン大統領は約4年前に、独自の原子力電源を持つ全く新しいタイプの戦略的核兵器だと説明していた。

ポセイドンの詳細はほとんど公開されていないが、基本的には魚雷とドローンを掛け合わせたもので、原子力潜水艦から発射できる。

タス通信によると、ポセイドンは原潜「ベルゴロド」と「ハバロフスク」に配備するために開発されているという。

国防関係者はタス通信に対し「カムチャッカでの特殊潜水艦2隻を配備するための沿岸インフラ施設の建設作業は来年初めに完了する予定だ」と語った。

ロシア太平洋艦隊の弾道ミサイル搭載潜水艦基地は、ロシア極東のカムチャツカ半島南東部の沿岸にある。

国防関係者はまた、太平洋艦隊の潜水艦部隊の一部として、ベルゴロドとハバロフスクだけでなく、他の潜水艦を含む新たな部門が形成されていると語った。

新たな特殊用途潜水艦は「戦略的抑止」任務に参加することになるという。

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