スイス金融大手クレディ・スイス・グループの筆頭株主であるサウジ・ナショナル・バンク(SNB)は27日、アンマル・フデイリ会長が辞任したと発表した。資料写真、SNBのATM、リヤド、2020年3月(2023年 ロイター/Ahmed Yosri)

サウジ・ナショナル・バンク会長辞任、クレディ・スイス筆頭株主

[ドバイ 27日 ロイター] – スイス金融大手クレディ・スイス・グループの筆頭株主であるサウジ・ナショナル・バンク(SNB)は27日、アンマル・フデイリ会長が辞任したと発表した。人事は27日付で、後任にはサイード・ガムディ最高経営責任者(CEO)が就く。フデイリ氏の辞任は個人的な理由とされている。

フデイリ氏は3月15日にクレディ・スイスへの追加出資を否定。この発言がクレディの経営悪化に拍車を掛けたとして批判を浴びた。

クレディはスイス金融大手UBSによって救済買収されることになり、クレディの9.9%株式を保有するSNBは10億ドル余りの損失を被った。

SNBは昨年10月にクレディへの出資を発表して以来、株式時価総額が260億ドル以上も吹き飛んだ。

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