国連経済社会局(DESA)は4月24日、インドの人口は4月末までに中国を抜き、世界最多になるとの見通しを示した。2022年10月、デリーの市場で撮影(2023年 ロイター/Anushree Fadnavis)
 国連経済社会局(DESA)は4月24日、インドの人口は4月末までに中国を抜き、世界最多になるとの見通しを示した。2022年10月、デリーの市場で撮影(2023年 ロイター/Anushree Fadnavis)

インド人口、4月中に世界最多へ 推計14億2577万人=国連

[ニューデリー 24日 ロイター] – 国連経済社会局(DESA)は24日、インドの人口は4月末までに中国を抜き、世界最多になるとの見通しを示した。

国連の最新推計に基づくと、インドの人口は今月末までに14億2577万5850人に達するという。

DESAは「中国の人口は2022年に14億2600万人でピークに達し、その後減少に転じている」とし、今世紀末までに10億人を割り込む可能性があると指摘。「対照的にインドの人口は数十年間増加し続ける見通しだ」と説明した。

65歳以上の人口は23─50年に中国でほぼ倍増し、インドでは倍以上になるが、「総人口に占める高齢者の割合はインドでは中国よりはるかに緩やかな伸びになる」と説明した。

関連記事
10日にインドとパキスタンの間で発表された停戦は、どうやら長続きしなかったようだ。カシミール地方で両国の戦闘が続いていることを、インドのヴィクラム・ミスリ外務次官が確認した。
インドとパキスタンは10日、カシミール地方での軍事衝突を受け、即時停戦で合意した。しかし、停戦発効直後から双方が「相手が停戦合意に違反した」と非難し合い、現地の緊張は依然として解消されていない。
インド軍がパキスタン領内を攻撃し、パキスタン軍はインド戦闘機5機を撃墜と発表。双方で死傷者が出て緊張が高まっている。
世界の軍事費が過去最高の約390兆円に達した。中共は30年連続で軍拡を続け、地域の緊張と軍拡競争を加速させている。
ミャンマーで3月に発生したマグニチュード7.7の大地震から4月28日で1か月となる。軍事政権によると、これまでに国内で3769人が死亡し、5106人が負傷、行方不明者は107人となる。