アリババ創業者のマー氏、東大「東京カレッジ」の客員教授に
[東京 1日 ロイター] – 東京大学は1日、中国電子商取引大手アリババ・グループ・ホールディング創業者の馬雲(ジャック・マー)氏を、同大学の研究組織「東京カレッジ」の客員教授として迎えると発表した。任期は2023年10月末までで、年単位での更新が可能という。
東京大学は、重要な研究テーマへの助言・指導や持続的な農業・食料生産分野での共同研究・事業実施のほか、起業や企業経営、イノベーションなどに関するマー氏の豊富な経験や先駆的な知見を学生や研究者と共有することを期待しているとした。
マー氏は1年以上にわたって海外に滞在し、複数のメディアによると、東京の都心で生活していたことも確認されている。中国当局が国内IT企業に対し取り締まりの強化を行い、対立が生じたためとされている。
中国当局が取り締まりを緩和する意向を示し、マー氏は3月に中国に帰国した。李強首相がマー氏の仕事仲間などを通じて働きかけたとされている。
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