5月6日、スーダンで戦闘を続ける国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の代表者は、サウジアラビアで米・サウジ両政府の仲介による協議を開始した。写真はチャドに避難したスーダンからの難民(2023年 ロイター//Zohra Bensemra)

スーダン停戦を協議、米・サウジの仲介で軍とRSF

[ハルツーム 7日 ロイター] – スーダンで戦闘を続ける国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の代表者は6日、サウジアラビアで米・サウジ両政府の仲介による協議を開始した。4月15日の戦闘開始以来初めての本格的な停戦協議となるが、首都ハルツームでは7日も戦闘の音が聞かれた。

サウジ外務省は声明で、6日に開始した「交渉前」協議が「人道支援を可能にする実質的な短期停戦の実現を期待して、今後数日続けられる」と表明した。

戦闘では何百人もの犠牲者と多数の負傷者が出ており、支援物資の輸送が途絶え、10万人の難民が海外に逃亡している。

米・サウジ両政府は和平への道筋を探っているが、軍とRSFは恒久的な戦闘終結ではなく、人道目的の停戦のみを協議すると主張してきた。

サウジ外務省は、米・サウジ両政府が軍とRSFに対し、今回の協議の場で「恒久的な戦闘停止を実現するための今後の拡大交渉を設定」するよう促したと明らかにした。

RSFトップのダガロ司令官は協議参加を確認した上で、民間人の安全な通行の確保という所期の目的の達成を願っていると述べた。

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