韓国とベトナム首脳が会談、北朝鮮の核脅威対応などで連携強化
[ハノイ 23日 ロイター] – ベトナム訪問中の韓国の尹錫悦大統領は23日、ハノイで同国のボー・バン・トゥオン国家主席と首脳会談した。両国は北朝鮮の核脅威対する連携強化や防衛分野における協力などで合意した。
韓国は、軍事力の近代化を進めるベトナムへの武器売却の可能性について議論している多くの国の一つ。過去数十年間、ベトナムと産業分野で協力関係を構築しており、ベトナムへの最大投資国。ロシアや中国、インド同様、ベトナムと良好な外交関係を維持している。
尹氏は国賓としてベトナムを訪問している。両国首脳は会談で、沿岸警備隊の安全保障協力や韓国におけるベトナム人労働者の容認、重要鉱物のサプライチェーン(供給網)支援に関する協定に署名した。
尹氏は声明で「近年のビジネス環境は厳しいが、われわれは世界のサプライチェーン再編成の中心であり、新興消費者市場であるベトナムで新たな機会を見つけなければならない」と強調した。
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