6月30日、松野博一官房長官は閣議後会見で、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出方針を巡り、岸田文雄首相(写真)が同日、関係閣僚と情報共有を行い、引き続き安全性確保と風評対策の徹底、地元や国際社会に対する丁寧な説明・情報発信を行うよう指示したことを明らかにした。写真は21日都内での代表撮影(2023年/ロイター)

岸田首相、処理水放出で国際社会への丁寧な説明を指示=官房長官

[東京 30日 ロイター] – 松野博一官房長官は30日の閣議後会見で、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出方針を巡り、岸田文雄首相が同日、関係閣僚と情報共有を行い、引き続き安全性確保と風評対策の徹底、地元や国際社会に対する丁寧な説明・情報発信を行うよう指示したことを明らかにした。

処理水の放出時期について政府は「春から夏ごろ」との見通しを示している。西村康稔経済産業相は閣議後会見で、放出設備の工事は今月26日に完了しており、現在行われている原子力規制委員会の検査と国際原子力機関(IAEA)による包括報告書の公表などが条件になると説明。具体的な放出時期については「安全性の確保や風評対策の取り組みの状況を政府全体で確認し、判断していくことになる」と語った。

関連記事
自民党、公明党、国民民主党の3党は、経済対策における「年収103万円の壁」の見直しを盛り込んだ修正案で合意した […]
県議会の全会一致で不信任決議を受けた斎藤元彦前知事(46)の失職に伴う知事選。17日に投開票され、斎藤氏が再選 […]
「包括的戦略パートナーシップ条約」締結など露朝関係が強化される中、中朝関係には隙間風が吹いている。元来、露中朝関係の内実はどうなのだろうか。金正日元総書記が亡くなる前に金正恩氏に「誰を信じても良いが、中共だけは信じるな」と言ったとされる。
自民党は、闇バイト強盗事件の対策強化のため、治安・テロ対策調査会を「治安・テロ・サイバー犯罪対策調査会」に改組し、高市早苗氏をトップに起用する方針を固めた。高市氏が選ばれた理由は、経済安全保障担当相時代にサイバーセキュリティ対策を担当した経験があり、この問題に適任であると判断されたため。
経済産業省は、出生時の性と性自認が一致しないトランスジェンダーの50代の職員に対し、勤務先のフロアから2階以上 […]