米は安定危うくする「愚かな行為」やめるべき=北朝鮮の金与正氏
[ソウル 17日 ロイター] – 北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党総書記の妹、金与正党副部長は17日、米国は安定を危険にさらす愚かな行為を避けるべきだと述べた。朝鮮中央通信(KCNA)が報じた。
北朝鮮は12日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験を実施した。米ホワイトハウスのサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は16日、北朝鮮が再びICBM発射実験を行うのではないかとバイデン政権は依然懸念していると述べていた。
与正氏は「米国は、われわれを挑発することによって自国の安全を危険にさらす愚かな行為をやめるべきだ」と述べた。
米国の核弾道ミサイル潜水艦(戦略原潜)が韓国を訪問する計画を非難し、「拡大抑止」を高める行動は北朝鮮を交渉のテーブルから一層遠ざけるだけだと指摘した。
無条件での話し合いを求める米国の要求を拒否し、北朝鮮の軍縮が可能だと米国が考えているなら、それは間違いだと指摘した。
「合同軍事訓練や戦略的資産の配備、制裁の緩和を一時的に停止することで、われわれの前進を止め、不可逆的な軍縮を達成できると考えているのなら、米国は妄想を抱いている」と述べた。
与正氏は11日、米偵察機が前日に北朝鮮の経済水域上空に8回侵入したと非難し、米軍が「不法侵入」を続ければ、非常に危険な飛行を経験することになると警告していた。
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