7月23日、ロシアのプーチン大統領は、サンクトペテルブルクでベラルーシのルカシェンコ大統領と会談し、ウクライナの反攻は失敗したとの認識を示した。提供写真(2023年 ロイター/Sputnik/Alexei Danichev/Kremlin)

プーチン氏、ウクライナの反攻「失敗」 ベラルーシ大統領と会談

[23日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は23日、サンクトペテルブルクでベラルーシのルカシェンコ大統領と会談し、ウクライナの反攻は失敗したとの認識を示した。

ロシアの通信社によると、「反攻はない」とルカシェンコ氏が発言したのに対し、「それは存在するが、失敗している」と答えた。

プーチン氏は、24日にもルカシェンコ氏と会談し、安全保障などの問題について「詳細かつ深く」話し合うと述べた。

ウクライナは先月、反攻を開始したが、自国領土の6分の1以上を支配するロシア軍に対し、今のところ小規模な奪還にとどまっている。

ルカシェンコ氏とつながりのあるテレグラムチャンネルによると、同氏はおどけた様子で、現在ベラルーシ軍を訓練しているロシア民間軍事会社ワグネルの戦闘員が国境を越えて北大西洋条約機構(NATO)加盟国のポーランドに入ることを望んでいると明らかにした。

同氏は「『ワルシャワと(ポーランドの都市)ジェシュフに旅行に行こう』という感じでワグネルの連中は西に行きたがっている」と語ったという。

関連記事
欧州連合(EU)は29日、31日から中国製EVに45%の関税を導入すると発表した。中国からの安価なEVによる市場の不均衡を是正することを目的としている。
NATOのルッテ事務総長は28日、ロシアに派兵された北朝鮮軍部隊がロシア・クルスク地域に配備されたことを確認したと明らかにした。米国防総省は、北朝鮮が戦闘に加わった場合、米国はウクライナによる米兵器の使用に新たな制限を課さないと発表した。
リトアニア議会選挙で第1党となった中道左派、社会民主党のブリンケビチュウテ党首は28日、防衛費を少なくとも国内総生産(GDP)比3.5%に引き上げることを目指すと表明した。
スターマー首相は中共に対抗し、インド太平洋地域の軍事・経済的存在感を高める計画を発表。英国は地域の島国と連携し、太平洋商業俱楽部の設立やHMSプリンス・オブ・ウェールズ航空母艦の派遣を含む多数の新戦略を進行中である。
米国はシンガポールに次いで、食用として培養肉を認可している国となった。イタリアは最近、栽培肉を公式に禁止した最初の国になった。