対米貿易黒字、解消には時間必要=台湾中銀総裁
[台北 9日 ロイター] – 台湾中央銀行の楊金龍総裁は9日、大幅な対米貿易黒字について「解決策がないわけではない」が、時間が必要だと指摘、中銀は台湾ドルの下落ペース抑制を重視していると述べた。
立法院(国会)で議員の質問に答えた。
米財務省は今週発表した為替報告書で、台湾を引き続き監視対象に指定。台湾は半導体産業が盛んで、大幅な対米貿易黒字を計上している。台湾ドルは今年に入り、対ドルで5%近く下落した。
台湾当局は今年の域内総生産(GDP)が1.61%増と、8年ぶりの低い伸びになると予測している。
総裁は中銀がGDP予測を再び下方修正する可能性があるが、今年のGDPは1%以上増加するとの見方を示した。
インフレ率については、他国に比べれば穏やかだと指摘。中銀は基調的な物価圧力を把握する指標としてコア消費者物価指数(CPI)に注目していると述べた。
関連記事
11月18日、イギリスのスターマー首相は、G20首脳会議出席中、中国共産党(中共)の習近平党首と会談を行った。中共の人権問題を批判し、特に拘束されている香港の元メディア大手、黎智英氏や、中共による制裁を受けたイギリス議会議員について言及した。
台風21号が去った後の台湾の町はボロボロ…
台湾国防部(国防省)は29日、フランス海軍の艦艇が台湾海峡を北方向に向けて航行したと発表した
最近、台湾の半導体大手・TSMCの半導体がファーウェイの新しいAIチップに使用されていることが発覚し、アメリカ […]
台湾国防部(国防省)は23日、中国軍の空母「遼寧」の艦隊が22日夜に台湾海峡を通過したと発表した。台湾が実効支配する東沙諸島(プラタス諸島)の周辺海域から北方向に航行したという