リビア最大級油田が抗議デモで操業停止 日量30万バレル
[3日 ロイター] – リビア最大級のシャララ油田が地元住民のデモに見舞われ、操業の完全停止に追い込まれた。エンジニア2人がロイターに語った。同油田の生産規模は最大で日量30万バレル。
インターネット上に流れている動画によると、リビア南部フェザーン地域からのデモ隊が、自分たちの要求が受け入れられるまで油田を閉鎖したと主張している。
エンジニアの一人は先に、油田で部分的な減産が生じており、デモ隊は油田入り口のゲートにいると語っていた。
デモ参加者の一人はロイターの電話取材に対し「開発計画や、燃料供給のための製油所や舗装道路、医療施設、若者への働き口の提供といったサービスが必要だ」と訴えた。
シャララ油田はしばしば政治的抗議などの標的になっている。
関連記事

トランプ米大統領が相互関税政策を発表するを控え、イスラエルのネタニヤフ首相、スモトリッチ財務相、バルカト経産相は1日、共同声明を発表し、アメリカ製品への関税を全面的に撤廃すると表明。

トランプ米大統領は3月30日、イランが核開発問題で米国との合意に応じなければ、軍事攻撃や追加関税を行う可能性があると示唆した。

3月25日、パレスチナ自治区ガザの北部で、戦争の終結とイスラム組織ハマスの統治に反対する大規模な抗議活動が行われた。戦闘開始から約1年半が経過し、住民の不満が表面化した形だ。

ハマスが人質返還を拒止したため、イスラエル国防軍はガザ地区でハマス拠点への空爆を再開。ハマスは人質の運命が不透明になると警告。ホワイトハウスは「ハマスは停戦を延長できたが、戦争を選んだ」と非難。

林官房長官は17日、米軍がイエメンの武装組織「フーシ派」に対して行った攻撃について、「アラビア半島周辺海域での船舶の自由で安全な航行を確保するためのもの」との認識を示した。