ロシア、元建て融資巡り中国と協議=財務相
[26日 ロイター] – ロシア財務省は、人民元建て融資を受ける可能性について中国側と協議している。国営ロシア通信(RIA)がシルアノフ財務相の発言として26日に伝えた。
シルアノフ氏は「中国のパートナーとの交渉は長い間続いている。今のところ決定事項はない」と述べた。
昨年末の閣僚対話でこの議題について話し合ったという。
シルアノフ氏は、中国やユーラシア経済連合の国々とデジタル通貨での決済を試験する用意があるとも表明。パートナー国とこのアイデアを推進するとした。
また、ロシアの海外資産に対するいかなる行動も、ロシア国内で相応する措置に直面するという同国の立場を繰り返した。
欧州連合(EU)と主要7カ国(G7)はロシアによる2022年のウクライナ侵攻後、同国中央銀行の資産約3000億ユーロ(3230億ドル)を凍結。1年以上にわたって資金の活用方法を議論している。
シルアノフ氏は「西側諸国の決定をフォローしている」とし、ロシアは西側の措置に劣らない規模の資産を凍結していると指摘した。
関連記事

ゼレンスキー大統領は、ロシアのプーチン大統領が提案した5月15日の直接会談に応じる意向を示し、「プーチン氏をトルコで待つ」と表明した。ウクライナ側は恒久的な和平交渉の前提として、即時の全面停戦を改めて要求しており、会談の行方が注目される。

10日にインドとパキスタンの間で発表された停戦は、どうやら長続きしなかったようだ。カシミール地方で両国の戦闘が続いていることを、インドのヴィクラム・ミスリ外務次官が確認した。

ロシアとウクライナは停戦に向け直接会合を行う段階が見えてきた。ロシアのプーチン大統領は、直接交渉は5月15日にトルコのイスタンブールで開催される会合から始まる可能性があると述べた。

インドとパキスタンは10日、カシミール地方での軍事衝突を受け、即時停戦で合意した。しかし、停戦発効直後から双方が「相手が停戦合意に違反した」と非難し合い、現地の緊張は依然として解消されていない。

ハーバード大学などアメリカの名門校が「民主主義への脅威」とされる理由とは? 外国人学生、補助金、思想拡散──国家安全保障の観点から見た学術界の現実に迫る。