米FTC、データ保護巡りTikTok調査 提訴か和解も=関係筋
[26日 ロイター] – 米連邦取引委員会(FTC)がプライバシーやデータ保護の不備の疑いで中国系動画投稿アプリ「ティックトック(TikTok)」を調査しており、今後数週間内に提訴か和解に踏み切る可能性がある。関係筋がロイターに明らかにした。
米政治サイトのポリティコが26日に既に報じていた。
FTCとTikTokはコメントを避けた。
ロイターは2020年、FTCと米司法省が子どものプライバシー保護を目的とした19年の合意をTikTokが守らなかった疑いを調査していると報じていた。
これとは別に、米議会ではTikTokの1億7000万人の米国ユーザー情報が中国政府によって不正にアクセスされるとの懸念が持ち上がっている。TikTokはこの疑惑を否定している。
また、米下院は今月、TikTok親会社である中国の字節跳動(バイトダンス)に約半年以内に同アプリの米国事業売却を求め、従わなければアプリの利用を禁止する法案を圧倒的多数で可決した。
ホワイトハウスは上院の迅速な行動を望むとし、バイデン大統領は可決されれば署名する方針を示している。
バイトダンスは21年、米国の一部TikTokユーザーがデータプライバシーを巡って起こした集団訴訟で、9200万ドルを支払って和解することに合意した。
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