G7、凍結ロシア資産活用でウクライナ支援 日本の対応
13日のG7首脳会合は、ウクライナ支援として、制裁により凍結されたロシアの資産を活用し、500億ドル、日本円に換算して約7兆8千億円がウクライナ支援に充てられることで一致した。
ロシアはこのG7の決定に反発し、報復すると警告している。
林官房長官はこれに対し、G7による措置がすべてロシアによる侵略に対応してとられているものであると強調。ロシア側の対応がどのようなものであれ、日本としては、引き続きロシアにおける法人や企業活動の保護には万全を期していく考えであると述べた。
さらに、日本はロシアの制裁回避の試みに対して厳しく対処し、新たな制裁パッケージを検討している。
この制裁パッケージには、中国、インド、UAE、ウズベキスタン、カザフスタンの団体が含まれており、特定の国を対象とするものではなく、制裁回避に関与する個別の団体に対する措置としている。詳細は現在最終調整中であり、近く正式に発表される予定である。
G7サミットでのこれらの動きは、国際的な危機に対する日本の積極的な対応と、グローバルな安全保障環境におけるその役割を強調している。
日本政府は、国際社会と連携しながら、引き続きウクライナへの支援を強化し、地域的な安定と平和のために努力を続ける方針を示している。
関連記事
「包括的戦略パートナーシップ条約」締結など露朝関係が強化される中、中朝関係には隙間風が吹いている。元来、露中朝関係の内実はどうなのだろうか。金正日元総書記が亡くなる前に金正恩氏に「誰を信じても良いが、中共だけは信じるな」と言ったとされる。
EUの消費者保護機関は違法販売で中国ECプラットフォーム「Temu」に是正を要求している。応じなければ罰金の可能性もある。
スペイン東部を中心に10月末に発生した集中豪雨で、1日までに200人以上の死亡が確認された
欧州連合(EU)は29日、31日から中国製EVに45%の関税を導入すると発表した。中国からの安価なEVによる市場の不均衡を是正することを目的としている。
NATOのルッテ事務総長は28日、ロシアに派兵された北朝鮮軍部隊がロシア・クルスク地域に配備されたことを確認したと明らかにした。米国防総省は、北朝鮮が戦闘に加わった場合、米国はウクライナによる米兵器の使用に新たな制限を課さないと発表した。