ロシアのウシャコフ大統領補佐官(写真)は19日、ウクライナ軍がロシア西部クルスク州を越境攻撃しているため、和平交渉は当面見送ると述べた。5月の代表撮影。(2024年 ロイター/Maxim Shemetov/Pool/File Photo)

ロシア、和平交渉を当面見送り ウクライナの越境攻撃で

[モスクワ 19日 ロイター] – ロシアのウシャコフ大統領補佐官は19日、ウクライナ軍がロシア西部クルスク州を越境攻撃しているため、和平交渉は当面見送ると述べた。ただ、ロシアが先に提示した和平案は撤回していないとも語った。

ウシャコフ氏はビデオ声明で「現段階では(クルスク州の情勢を)踏まえ、協議は見送る」と発言。

プーチン大統領が6月に提示した和平交渉案は撤回されたのかとの質問には「違う。撤回されていない。ただもちろん、現時点では、どんな形であれ交渉のプロセス入ることは不適切極まりない」と述べた。

交渉を見送る姿勢をいつまで継続するのかとの質問には「わからない。戦況を含めた状況次第だ」と答えた。

プーチン大統領は6月、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)加盟に向けた野心を放棄し、同国東・南部4州をロシアに引き渡した場合のみ戦争を終結させると表明。ウクライナ側は降伏に等しいとして直ちに拒否した。

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