【大紀元3月13日報道】(AUTONET記者、蔡至兼)今月の25日に開幕した愛知世界博覧会に、全世界各地から数百万人の観光客が訪れるとともに、大勢の日本人観光客が来場することも予測されている。日本国土交通省はこの博覧会のシャトルバスに“Smart Plant”という名前の電子式ナンバー・プレートを導入して、先端科学技術をアピールする。
この電子式ナンバー・プレートは、国土交通省主導の下で、関連業者により開発されたものである。この新式ナンバー・プレートに、自動車のすべての情報をインプットさせ、遠隔読取装置を使ってこれらの情報を瞬時に読み取ることが出来る。例えば、車の持ち主の氏名、登録地、自動車税の納入状況、滞納している罰金の有無、車排気のクリーンレベル、乗車人数などが含まれる。
今回の愛知世界博覧会の期間中に、主催者側はこの電子式ナンバー・プレートを長久手博覧会場の東入り口から名鉄瀬戸線の尾張瀬戸駅の間の専用のシャトルバスに装着させて、乗客がバスを乗って入場する場合に、入り口に設置されている読取装置で乗客の人数を瞬時に読み取る。この情報を会場の人数管理に使われる。だが、この無線伝送に頼っている技術は、ハッカーの侵入を防ぐことが難しい。この原因によって、日本国土交通省は今もこの先端技術を普通の市民生活にまた運用させていない。個人情報の漏洩により、社会問題が引き起こされることを心配されている。
──《自動車日刊新聞のウェブサイト》から転載(http://www.autonet.com.tw)