李洪志氏:法輪功は政権に興味ない

2005/04/29
更新: 2005/04/29

【大紀元4月29日】(大紀元記者・金カン)法輪功の創始者である李洪志氏は先日、法輪功が政権に如何なる興味もないと明言した。更に、法輪功学習者が深刻に迫害されているときでも、自らの安否を顧みず人々に真相を伝えているのは、すべて人々を救い済度するためであり、もちろん様々な方法で講じていいと述べた。

李洪志は更に次のように述べた。『九評』(注:『共産党についての九つの論評』の略)が発表されてから、邪悪の煽動に惑わされ、法輪功が政治に参与しているとでっち上げた人がいる。しかし、法輪功が修煉であり、世俗を超えており、政権に何の興味もない。中共が崩壊したあと、法輪功学習者が政権を取ることはないと強調した。

 
また、政治に参与することは憚るべきことではない。しかし、法輪功は政治に参与していないと主張した。

多くの人は中共の党文化に欺かれた

李洪志氏は次のように話した。多くの中国人が中共の党文化に欺かれており、法輪功学習者が迫害を暴露し、真相を伝える中で、耳を傾けようともしない中国人がいる。彼らは党や政府が言っていることが必ず正しいと信じており、法輪功が本当に中共の宣伝通りのものだと思っている。こういう情況下で、どのように対処すべきだろうか? 大法弟子を迫害しているこの悪党を裸にし、中国人及び世の人々に今まで信じていた「偉大で光栄かつ正確」と自画自賛されてきた党が一体どういうものなのかをしっかりと見てもらいたい。

『九評』は世の人々を救い済度するためである。

李洪志氏は、『九評』について次のように述べた。『九評』は中共の本質を暴露し、多くの人々を目覚めさせた。中共は自らの統治に自信がなく、常に安定を維持しなければならないと言っている。その中、法輪大法が中国で広まり、人々の心が善に向かい、道徳が回復し、本当に社会を安定させ、中共の統治もメリットを受けた。しかし、中共は自らの邪悪な本性から、頑として法輪功を弾圧している。中共はこのため、神々に死罪の判決を下された。もし心から中共を認める人がいれば、この人は中共の一粒子になり、神に消滅されてしまう。

さらに、李洪志氏は次のように指摘した。『九評』を発表した目的は世の人々を救い済度するためである。この本は共産党の本質を明かし、ますます多くの人はこの本を読んで目覚め、真相を知るようになり、済度されるのである。今の情勢下で中共の邪悪組織を脱退することは非常に素晴らしいことである。李洪志は、中国大陸の多くの人が普通の人ではなく、大きな縁を持つ人なので、必ず彼らが救われ済度されるよう努力すべきであると強調した。  

李洪志は、今注目されているほかの問題にも触れた。  

なぜ党と団の脱退を声明しないといけないのか?

中共組織からの脱退を声明することに関して、とっくに中共離党したから、わざわざ声明を出すまでもないと思っている人がいる。このことについて、李洪志氏は次のように自らの見解を示した。人々が血で染められた旗に向かって、一生を中共に捧げるというひどい約束を誓ったとき、中共の邪霊はこれを掴んで放さない。したがって、これはただ単に心の中で脱退と考えれば済むことではない。人間の考えが非常に複雑で、神から見れば、必ず自分の考えを示す行動がなければならない。

『九評』が発表されてから、中共は国内で「中国共産党の先進性を保持する」キャンペーンを行い、離党運動を阻止し、多くの生命を巻き込んで一緒に墓場に入ろうとしている。報道によると、中共は最近、全国範囲で法輪功学習者に対して、1999年7月20日 以降最大規模の逮捕活動を行っている。  

中共が絶えず世の人々を騙していることに触れた際、李洪志氏は「もし中共が最後のあがきの中で、それでも手管を弄しようとしたら、中共に決着をつける方法は他にいくらでもある。なぜならば、佛法は無辺なのだから」と述べた。

大任を担うために、道徳の高尚な人が必要

会場の中に一部の参加者が修煉者ではないため、李洪志氏は他の事にも触れた。李洪志氏は講演の中で、中共が崩壊した後、法輪功学習者は政権を取らないと明言した。さらに、将来、大任を担っていきたいと志している人は必ず自分の道徳と節操を高めねばならない。高尚な道徳を備えていない人は、神に選ばれないのだと指摘した。

李洪志氏は「私は他でもなく、人間が良くなることを望んでいる。今生、中国に転生したので、この民族に愛着があり、中国が良くなることを願っている」と話した。  

2005年4月24日午後、李洪志氏はニューヨークのマンハッタンで開かれた法輪功国際交流会で講演を行った。李洪志氏は講演の中で、法輪功学習者が自らをしっかり修めてはじめて、口から発したことが人々を感動させることができ、大きな威力を持つようになると学習者らに忠告した。如何なる情況においても、衝動的になってはならず、大法弟子の風貌を表すべきである。

全世界で中共脱退者百万人突破を応援

全世界20数カ国と地区から集まってきた四千人あまりの人々が4月23日、ニューヨークで集会を開き、中共脱退者百万人突破を応援するデモを行った。集会の中で、中共の中国人民に対する迫害を非難し、全ての共産党員が直ちに中共と決裂し、中共を崩壊させ、真の民主・自由国家を築くよう呼びかけた。同日、北米、ヨーロッパ、オーストラリアとアジアの台湾、香港、韓国、日本など数十の都市で応援集会が開催された。

また、報道によると、中共当局は3月から、全国範囲で法輪功学習者を逮捕するという通達があった。さらに、法輪功を“反動の政治組織”と決め付けた。これに対し、海外のマスコミは「“反動の政治組織”なのは、邪悪な中国共産党そのもののほうだ」と反論している。