【大紀元4月12日】(大阪=洪一夫、暁楓)本日午前11時、中国前国家主席の江沢民および中国政府高官、在日中国大使館が大阪地裁に提訴された。
日本の法輪功修煉者五名(一部在日中国人を含む)と東京のNPO法人・日本法輪大法学会(鶴薗雅章会長)は、代理人である徳永信一弁護士と共に、中国前国家主席の江沢民、李嵐清(中国前副総理)、羅幹(中国共産党中央政治局常務委員)、夏徳仁(中国遼寧省大連市長)、と中華人民共和国駐日本国大使館に対し、集団殺害(ジェノサイド)罪、名誉毀損で総額六千万円の損害賠償を求める訴えを大阪地方裁判所に提出した。
今回の提訴について原告側は「中国当局による法輪功への迫害が足掛け六年にもなろうとする今、裁判を通して加害者に責任を取ってもらいたい。また、この迫害の早期中止を社会に呼びかけたい」と語っている。
また原告の代理人である徳永信一弁護士は「無垢な法輪功修煉者に対する想像を絶するような迫害に対し、表現のしようのない憤りを覚え、代理人を受諾した」と語ると共に「多くの人に、この裁判への支援を」と訴えた。
江沢民が提訟されている国々。組織的大量虐殺、拷問、そして人道に対する犯罪の罪で江沢民を訴訟する国際的な波が今各国で広がっている。これはナチスへのニュールンベルクでの裁判以来の最大規模な国際的訴訟といわれている。(大紀元)
これまでアメリカ、ベルギー、スペイン、台湾、ドイツ、韓国など世界の14カ国で江沢民への訴訟は行われており、第二次世界大戦以来の最大規模な国際協力訴訟といわれている。
法輪功迫害の経緯
法輪功は一九九二年、中国で李洪志氏が伝え出した気功の一流派で、世界60数カ国に一億人の修煉者がいると言われている。一九九九年七月、時の中国国家主席である江沢民は修煉者の数の多さに恐怖を覚え法輪功への締め付け(迫害)を発令したと伝えられている。その迫害は今でも続いている。明慧ネットの報道によると、殺害された法輪功学習者は、二〇〇五年四月十日現在、1,694人に達しているが、中国政府の消息筋によると、実際に7,000人以上の人が殺されている。
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