中国共産党、インターネット封鎖に60億人民元

2005/04/17
更新: 2005/04/17

【人民報ニュース】(大紀元記者楊可4月14日報道)大紀元ポータルネットニュース編集責任者黄麗如さんによると、中国共産党がインターネットを検閲するため、少なくとも人民元60億(日本円約780億円)を投じた。この人権侵害弾圧を維持するためのシステムはいわゆる”金盾プロジェクト”と呼ばれ、このシステムで中国共産党当局は、人権活動家や民主運動者を監視、追跡することができ、人々の言論自由知的権利を著しく侵害し、さらにプライバシーまで侵害した。

黄氏の発言によると、中国共産党がインターネット監視システムを操作するため、大量の警察やネット警察を動員。また数十万のネット警察で中国国内のネットを検閲し、自分にとって都合の悪いネットを弾圧し、いろんな情報をフィルターして封鎖している。国家安全部がさらに、今後中国のインターネット利用者が国外の無料メールの使用禁止、さらに中国国外の検索エンジンすべてを封鎖すると言い出した。国家安全部にも3万名のスタッフがネット監視を専任とし、その主な任務はインターネットに流れている情報の内容の監視とホームページの封鎖である。

黄氏の発言によると、中国共産党は4万5000軒のネットカフェを検査した。その中の1万2000軒が一時的な営業停止処分に、3300軒が廃止に追い込まれた。一部都市のネット警察が特殊なソフトの開発を専門とし、それをネットカフェのサーバに入れて、ソフトは自動的に内容をフィルターして、阻止するだけでなく、さらにユーザの操作を記録し、ネット警察に知らせることができる。それ以外にインターネットを使うとき、身分証明書が必須になっている。

中国はさらにGoogleを封鎖。中国大陸Googleの中国語ニュースサービスは中国共産党が禁止しているネットサイトの情報を削除している。同じ検索でも、大陸のGoogleとアメリカのGoogleで、その結果が異なっている、Googleが自動的に中国共産党が禁止しているサイトの情報を削除している。

中国共産党がさらにネットサイトや、サイトの内容や、国家レベルのキーワードフィルターをかけている、一部の単語たとえば”遊行”、”教宗”、”趙紫陽”、”真善忍”、”真相”、特に”法輪功”のフィルタリングが非常に厳重なところまできた。キーワードを追跡して、ネット警察が違反者を突き止め、異なる意見をもつサイトのIPを封鎖している。VOA(アメリカの声)やRFA(アジア自由ラジオ)や法輪功の明慧ネットなどが封鎖されている。もちろんメールの監視とフィルターはお手のものである。

大赦国際が指摘した:中国でインターネット上で異議を発表したり、情報を交換して逮捕され、監禁された人数が急増している、2003年の一年間に逮捕された人数は例年より60%増えた。中国で少なくとも54人がネット上でメールを送信やネットサイトを構築あるいは法輪功情報を交換したために監禁されている。

黄氏はインターネット封鎖を突破するソフトを使って封鎖を突破したある大陸のユーザの言葉を紹介した。「空気は自由で、水は自由で、なぜインターネットが自由ではないのですか?今日、私はあなたのソフトをもらった、あなたの技術開発に非常に感謝しています。あなたの努力で我々が少し”新鮮な空気”を吸えました。高圧的な形勢の下で、人々は窒息しそうです。我々はどんなにあなた達の救いの手を必要としているでしょうか?」。