【大紀元日本6月14日】米国ラジオ「ボイス・オブ・アメリカ」の報道によると、マイクロソフト社が中国で新たに開設したウェブサイトは、ユーザーにブログで「民主」「自由」などの言葉使用を禁止しているという。これは明らかに、中国政府のフィルターに引っかからないように取った措置であると評論家は言う。
マイクロソフト社は先月、中国でMSN・SPACESというウェブサイトを設立したが、ユーザが、当社が無料提供しているブログを使用する際に、マイページの命名に敏感な言葉の使用が禁止されている。イギリスの『フィナンシャル・タイムズ』の報道によると、ユーザはこのウェブサイトで中国語で「民主」を入力すると、「この文章に禁止されている言葉があります。禁止されている言葉を削除してください」というエラーメッセージが出てくるという。他に禁止されている言葉に「抗議」「民主運動」と「台湾独立」などがある。
北京政府は長い間、インタネット上で政治問題についての議論を抑制しており、さらにホームページの所有者は政府機関への登録を義務つけられている。
MSNは初めて、中国で通信サービスを展開する許可を取った海外のインターネット会社である。これは、MSNが上海市政府の傘下にある投資会社と合弁会社を作ったからである。
MSNは使用禁止語について直接コメントしていないが、合弁先の上海MSN網絡通信科技有限公司は、MSN SPACESのユーザはMSNの行為の規範を従うべきである、MSNは現地国の法律と規定を遵守すべきであると述べた。
しかし、中国で発行された如何なる法令にも、「民主」「自由」の使用を禁止する条文はないと『フィナンシャル・タイムズ』は指摘した。