【大紀元日本6月23日】ここ数年間、欧米の政府および企業のコンピュータシステムが、頻繁にハッカー攻撃を受けている。ウォールストリート・ジャーナル紙は先日、英国政府の調査報告を引用して、商業情報や科学技術の開発、研究関連の資料を盗み取る目的であるハッカーたちは、ほとんどが東アジア方面に関係していることを指摘した。
報道によると、英国政府が最近公開した報告の中に、政府および企業の情報を狙う大規模なハッカー・グループが、英国のコンピュータシステムに攻撃をしかけているとした。
欧米各国のネットワーク安全管理機構が調査した結果、ハッカー攻撃の対象はアメリカ、カナダ、オーストラリアとヨーロッパ全土に波及しており、ハッカーらは、ウイルスを拡散させるという手段で、極秘情報を盗み取っている。情報の中には個人財産の記録や、産業研究開発の成果に関するものなども含まれているという。
報道によると、アメリカの調査員が、最近数年間にアメリカ政府や企業のコンピュータシステムに頻繁に侵入するハッカーの侵入ルートを追跡した結果、ほとんどのハッカーは中国大陸にあるコンピュータを使用していることが判った。