【大紀元日本7月5日】シカゴのチャイナ・タウンで6月25日、千人余りの盛大な脱党集会と行進活動が行われた。今回の活動は「フリー・チャイナ運動」(Free China Movement)、「イリノイ州新文化センター」、「シカゴ共産党脱退サービスセンター」、「新世紀テレビ局」、「大紀元時報」による共同主催。中国の「天安門事件」から16年を経て、シカゴ地区では再び民間から中国共産党の暴政に抗議する運動が高まった。シカゴの有名な社会活動家・黄偉悌教授、フリーライターの三妹女史、フィラデルフィアのDrexel 大学商業学院・謝田教授、音楽家の楊逢時博士など、「天安門事件」で政府に抗議した学者、民主運動家たちが今回の脱党集会に出席した。
「フリー・チャイナ運動」主席・沈黙氏が脱党運動を全力で支持。(大紀元)
「フリー・チャイナ運動」主席・沈黙氏:いかなる勢力も脱党ブームを止められない
最初の発言者は、「フリー・チャイナ運動」の主席・張先梁氏(ペンネーム、沈黙ともいう)である。彼はフリー・チャイナ運動を代表して全力で脱党運動を支持し、これまでにも中国人民による自由民主の追求は、決して停止した分けではないと断言した。更に、もし胡錦涛・国家主席が党禁(新しい政党の結成を禁止すること)、報禁(報道の規制)を解除し、中国人民に新しい未来を提供することができなければ、彼は毛沢東、_deng_小平、江沢民らと共に、将来の自由社会を前にして深い後悔の念を抱くであろうし、現在世界で起こっている脱党ブームは誰にも止められないだろう、と警告した。
社会活動家・黄偉悌教授。(大紀元)
黄偉悌教授:中国共産党の政権は存続するに値しない
89年から積極的に中国大陸の民主運動を支持し、馬英九氏(台北市長)後援会の発起人であり、シカゴの有名な社会活動家でもある黄維悌教授は次のように発言した。「私は中国を心から愛している。長い間、中国の民主運動の支持、及び中国共産党当局による法輪功団体の弾圧に反対してきたので、今回の集会に参加した。「天安門事件」から今日まで16年もの月日が経ったが、中共は事件での殺戮行為を否定し、後悔もしていない。このような政権に、存在価値はない」と述べた。同時に黄維悌教授は、政府に迎合して悪事を働くよりも、勇気を出して自由に向かい、良心に従って皆で立ち上がろう、と中国政府の官僚たちに呼びかけた。
謝田教授:中国共産党は、3回目の危機から逃れられない
謝田教授は発言の中で、中国共産党政権はこれまで歴史的に2度の政権危機を避けてきたが、今回の脱党ブームが引き起こしている3回目の政権危機は回避できないと述べた。更に教授は、この脱党運動がきっかけとして、必然的に中国人民の良心が呼び起こされ、道徳が回復すると同時に中国共産党の滅亡が歴史に記載されるであろうと述べた。
フィラデルフィア、Jefferson大学の楊景端博士。(大紀元)
楊景端博士:恐怖を乗り越え、中国共産党脱退へ
フィラデルフィアのJefferson大学医学センター・楊景端博士は、中国共産党の青年たちは皆騙されており、彼らが恐怖感を乗り越えて、中国共産党から脱退できることを望んでいると話した。
フリーライターの三妹女史。(大紀元)
三妹氏:法輪功迫害を早く停止させよう
中国共産党は依然として法輪功を鎮圧している。フリーライターの三妹氏は、なぜ中国共産党は法律を守る善良な人々を捕まえて刑務所に入れ、甚だしきに至っては殺害するのだろうか、と疑問を呈した。彼女は、一緒に中国共産党の暴政に声を出し、平和で善良な、罪のない人々に対する迫害を停止するようにと呼びかけた。
シカゴで千人余りの脱党集会、行進の場面。(大紀元)
州議員からは脱党集会を支持する手紙が送られた
イリノイ州議員からは祝賀のメッセージが寄せられた。上院議員・Dan Rutherford氏は手紙の中で、「私は、中国民衆の中国共産党及びそれに関連する組織からの脱退運動を支持するためにこの手紙を書きました。あなた達のこの集会は、百万の中国人が自由に向かう勇気と決心を選び、中国共産党を脱党したことを検証しました」。
カンザス州のある上院議員は祝辞で「共産主義の伝播は人類に害を及ぼすものです」と述べ、「今、私にとって嬉しいことは『九評共産党』の公開及び脱党ブームです。私は、一つの平和運動を通して中国共産党を離脱する中国が誕生しているのが見えます。あなた達を誇りに思います。」と述べた。
シカゴで千人余りの脱党集会、行進の場面。(大紀元)
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