中国新疆、炭鉱ガス爆発で大量死傷者

2005/07/12
更新: 2005/07/12

【大紀元日本7月12日】新華社の報道によると、中国北西部の新疆ウィグル自治区ブーカン地区の神竜炭鉱で11日午前2時30分ごろ、ガス爆発があった。事故当時、87人の従業員が坑内で作業していた。同日の午後2時までに65人の死亡が確認され、18人が行方不明となった。事故直後に救出された5人は生還したという。

今回の事故は、7月以来2回目の深刻な炭鉱爆発事故。7月2日午後2時30分ごろ、山西省寧武県の賈家堡炭鉱で、同様のガス爆発事故が発生した。この事故では、官報が発表した死亡者数19人に対して、外電は30人以上と発表。

中国の炭鉱産業は世界で最も危険だといわれている。中国国家安全生産監督管理局の発表によると、去年の石炭産量が世界の35%を占めているのに対し、炭鉱所での事故死亡率は世界の79%を占め、百万トン生産量平均死亡者数は3人。同局の統計によると、去年の炭鉱事故の死者数は6000人を超え、毎日平均15人が亡くなっている。官報の統計に対して、外電の発表は2万人を上回るという。また、同局の統計により、去年のデータと比べて今年の事故数と死亡者数が大幅に増えていることが分かった。

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