ブタ連鎖球菌:四川省7市に感染拡大

2005/07/31
更新: 2005/07/31

【大紀元日本7月31日】中国衛生部が29日突然、四川省の成都、自貢、遂寧、濾州、綿陽など5か都市でもブタ連鎖球菌感染例が発見されたと公表した。その中、首府の成都は、12件も発見された。これまでの資陽と内江を含め、四川省に感染者が発見された都市は、7市に上る。29日まで、四川省の感染例は総計で163件、死者32人,7市の23県、91町に拡大。現在、高強・衛生部長は、専門家ら48人と四川省に駐在し、疫病防止の陣頭指揮をとっているという。

香港紙「明報」29日付け報道によると、WHO西太平洋地域スポークスマン・ディズ氏は、中国は新たな感染例に関して、発生した時間は最近なのか、前にあったのかを明白にさせる必要がある。以前にも発生していたとすると、事態は予測以上に深刻であると述べた。

また、広東省潮安県も20日に感染例1件が報告されたが、患者は現在既に回復している。

広東省の新たな感染例も含め、香港の疫病専門家は、中国内陸における疫病の拡大は憂慮すべき事態であり、四川省の病原はブタ連鎖球菌のみではない可能性があると指摘した。