【大紀元日本8月2日】中国広東省深せん市に隣接する香港粉嶺地区の野生公園で、171羽の相思鳥が集団変死したのが発見された。鳥インフルエンザへの感染が懸念され、通報を受けた漁護署は処分した。専門家は、飼い主に放り出されてから、突然死したとみている。中央社は報道した。
香港の『太陽報』の報道によると、死亡した相思鳥は同じ種類と見られ、背中にはブルーの毛、嘴と腹部は黄色い。香港では普通の品種という。
7月31日の早朝8時、付近の女性が散歩中に発見したという。連日の大雨で、鳥の死骸はぬれており、一部の鳥の翼がねじられたままで、かなり苦しんでいた様子だった。発見時、中の数羽はまだ息が残っていたという。
伝染病ウィルスの拡散を心配するこの女性は、直ちに香港の漁護署に通報した。同署の職員は、獣医に検死を依頼した後、規定により鳥の死骸を処分した
また、近くのごみ置き場で、捨てられた数10個の鳥かごを見つけた。鳥が飼い主に大量に放り出されたことで、集団突然死したのではと分析している。
香港では、相思鳥を自然に返す習慣があり、大量死と関係あるかどうか、同署で詳しく調査している。
※相思鳥…東アジア、東南アジアに分布。日本には江戸時代から輸入・飼育されていたが、1980年頃から、放鳥されたものが野生化繁殖し、関東や関西で見られる。中国の民話では、夫婦愛が強く、片方が死ぬと、もう一方もさびしさから死んでしまうと言い伝えられたことから、相思鳥と名付けられた。英語名はPekin Robin。
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