【大紀元日本9月4日】中国重慶市衛生局の調査によると、重慶市で売春している女性約5万人のうち、約2千5百人がエイズウィルスに感染していることがわかった。同市では、性交渉によるエイズ感染が年々上昇し、有効な予防措置として政府は避妊具の使用を推奨している。
重慶市衛生局副局長・田大光氏によると、現在同市では、血液によるエイズ感染はこれまでの75%から60%に減少。性交渉によるエイズ感染は従来の2%から15%に上昇しているという。
エイズ感染ルートの特徴から、現段階で有力な手を打たなければ、近い将来流行の氾濫期に突入し、重慶市は全国でもエイズ人口の最も多い都市の一つとなる。
重慶市衛生局疾病対策部長・王豫林氏は、同市の売春女性の感染率が5.08%で、国内外の成功例から判断すると、避妊具の使用は、エイズ感染を防ぐ低コストで効果の高い、有力な措置であり、力を入れて大々的に宣伝し、推奨すべきだと語った。さらにエイズ感染者の中に夫婦間感染と不倫関係による感染も現れはじめたため、市当局は避妊具の使用を全面的に推奨している。