預言された『九評』と脱党

2005/09/06
更新: 2005/09/06

【大紀元日本9月6日】『推背図』は、中国歴代の重大事件を預言した奇書であり、中に『九評』(『九評共産党』の略称)と脱党に関して何かを示しているのではないかと思った。その第四十七象をじっくり読んでみたところ、まさに、これは『九評』と脱党に関する預言ではないかと思った。以下にその内容を詳しく分析する。

一、『推背図』の第四十七象の図は、ひとつの書棚を描いているだけである。書棚の中の本の巻数を数えてみると、ちょうど九巻ある(左側の一巻を含む)。この九巻の本は、『九評』の九篇大作を指していると思われる。

二、「讖曰:偃武修文、紫薇星明、匹夫有責、一言為君」

●「偃武修文」:字面の意味から見れば、武力行使を止めて、文化に専念するという意味である。『九評』と脱党の基本理念は、人々に文化と平和の方式を用いて、共産党の束縛から解脱し、共産党の統治を崩すために、暴力的な手段を使わないように指導している。しかも『九評』自体は、九巻の文章であり、文章を用いて共産党を崩すことは、「偃武修文」の意味と一致している。

●「紫薇星明」:紫薇星は、星の名前で、その方位が“亥”の位置にある。ここでは、暦法上の“亥月”、つまり農暦の十月を指している。「紫薇星明」の意味は、今年の亥月に、中共政権は壊滅を迎えることになると指し示している。

●「匹夫有責、一言為君」:「匹夫有責」とは、天下の興亡は国民一人ひとりに責任があるという意味であり、現在の中国のこの歴史的な時期において、すべての中国人が、自分の責任を果たすべきであると教えている。「一言為君」とは、その責任を果たすために、「一言」だけで十分であり、その「一言」とは、共産党からの離脱を表明することであると表している。「為君」とは、皆が共産党を離脱してから、はじめて人民が国家を主導する平和な社会が誕生することを意味している。

三、「頌曰:無王無帝定乾坤、来自田間第一人、好把旧本多読到、義言一出見英明」

●「無王無帝定乾坤」:共産党からの離脱運動は、国民の自発的な行動であり、「帝王」によって定められたことではない。これが「無王無帝」の意味である。この自発的な国民運動は、やがて「乾坤」――国勢を定めることになり、つまり「定乾坤」できるということである。

●「来自田間第一人」:共産党離脱運動は、自発的で、良識のある人々全員が参加する運動であることを指している。

●「好把旧書多読到」:「旧書」は、九書と同じ発音であり、ここでは『九評』を指している。「多読到」とは、より多くの人が、『九評』を読むチャンスが得られることは大切だと強調している。

●「義言一出見英明」:「義言」とは、正義の一言、即ち、共産党からの離脱を表明することである。「一出」とは、その一言をひとたび言い出せば、「見英明」は、知恵と賢明が見られる。つまり、正義の心をもって、共産党からの離脱表明を言い出す人は、非常に英知がある人である。

以上の解釈は、個人の理解に限り、ご参考まで。

本文作者:許世楽(中国)