【大紀元日本9月7日】インド北部で430人の子どもが日本脳炎(※)で死亡したのに続き、ネパールでも流行し、4日までにすでに286人が死亡、数百人が病院で応急手当や治療を受けていることが明らかになった。
BBCの報道によると、日本脳炎に罹って死亡した286人のうち、57人が病院に送られた直後に死亡、子どもがその半数以上を占めているという。
専門家によると、多くの患者は発病した後、医者による応急手当を受けなかったのが手遅れの原因であり、死亡者はこれ以上増える可能性があるという。
ネパール衛生部が公布したデータによると、去年一年間で「日本脳炎」による死亡者数は70人、今年は去年よりも酷い状況だという。
同衛生部は、事前にワクチンを注射すれば、99%の子どもが予防することができると指摘した。
※日本脳炎―ブタから蚊を通しての日本脳炎ウイルスの感染。日本では予防接種の効果で減少しているが、世界で毎年1万3千人ほどが死亡、回復しても重い後遺症を残す。死亡率は三分の一。