ドイツ:初の女性首相誕生へ

2005/10/11
更新: 2005/10/11

【大紀元日本10月11日】英国ファイナンシャル・タイムズ紙は、キリスト教民主同盟(CDU)の党首メルケル氏が、シュレーダー首相に代わってドイツで初の女性首相となり、戦後ドイツで最も若い首相が誕生したと報道。メルケル氏は11月中旬に首相に就任する予定。

与党の社会民主党(SPD)高官は6日、メルケル氏はシュレーダー首相と4時間にわたって会談を行い、大連立政権の構築についての協議に達したと示した。9日の夜、会談はベルリンで続けて行われた。

シュレーダー首相の側近は、首相がSPD内の圧力を振り切り、大連立政権では副首相兼外相の職務には就くつもりはないことを示唆したが、SPDの大連立での平等の地位を確保するために首相が尽力したことを強調した。

ドイツで9月中旬に行われた選挙では、両党の獲得席数には優劣が付けにくく、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)はSPDよりわずか4席多く勝ち取った。そのため、選挙前には自信満々だったメルケル党首は首相の座に付くことができなかった。

10月27、28日にロンドンで開かれる欧州連合首脳会議には、シュレーダー首相とメルケル氏のどちらが参加するかについて、現時点では確定していない。

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