【大紀元日本10月19日】キムチは韓国の伝統食であり、元来、韓国の大半の家庭では、キムチを自家製造していた。近年、忙しくなった韓国人は、中国からの格安輸入キムチをよく購入するようになった。米国のVOAラジオ局が伝えたところによると、韓国政府の公共健康と環境研究所の最新調査では、中国輸入キムチには韓国産の3~5倍の鉛を含有していることが明らかになったという。
現在、韓国政府は、まだキムチに含まれる鉛の含有量の正式基準を設けていないため、一部の中国キムチ生産業者は、この調査に異議を申し立てた。
韓国ソウル市内の飲食店の女性経営者によると、顧客からは、よくキムチの産地を聞かれるようになったという。しかし、規模の大きい飲食店は、中央卸売り業者から仕入れをするため、従業員らは商品の出処を知る術もない。
韓国農林部の官僚・李俊勇(音読)氏は、「政府は消費者のために、より完全な情報の把握と、関連する食品規則の修正を試みており、飲食店には、販売するキムチが輸入品であるかどうかを明確に表示するよう要求する」と述べた。
一方で、韓国国内キムチ生産業者の販売量は、大幅に増加しているという。
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