【大紀元日本12月1日】台湾衛生署は今年9月、スーパーマーケットで販売されている上海ガニの抜き取り検査を実施したところ、中国から輸入した上海ガニから殺虫剤として使われているDDTが検出された。自由時報が報道した。
上海ガニから殺虫剤が検出されたのは、彰化県の三軒のスーパーマーケット。含有量は0.04ppm。輸入元は台北市にある貿易会社となっている。
彰化県食品衛生課の話によると、輸入元の会社から正規の品質保証書を受けて販売を始めたスーパー側は、商品に殺虫剤が含まれていることを知らずに、問題のある上海ガニはすでに完売したという。
同衛生課の話によると、DDTに含まれる毒素は人体の脂肪と結合し、体外に排出することができず、最悪の場合肝臓ガンが発病する恐れがある。台湾ではすでに使用禁止となっている。さらに、同衛生課は中国産の農畜産品を慎重に扱うよう、消費者に呼びかけている。