【大紀元日本12月3日】 米国ワシントンを訪問した香港立法議会議員・李柱銘氏は30日、ライス米国務長官と接見した。米国務省は、「米国は香港の民主普通選挙を支持するが、政治改革のスピードと広がりは、香港市民が自ら決めるべきものである」と声明を発表した。中廣新聞が伝えた。
ライス国務長官は以前、香港行政長官・曽蔭権氏と会談したことがあり、この日は前香港民主党総裁の李柱銘氏と約30分間接見した。米国務省マコーマック報道官は「ライス国務長官は、曽氏会談から李氏との会談まで一貫して香港の普通選挙と民主の発展を支持している。香港基本法第45条の精神(行政長官及び立法会議員をすべて民主的に普通選挙で選出すること)を、香港市民自らが遵守し、政治改革のスピードと広がりを決めることは、香港人の利益に合致するものであると米国は考える」と述べた。
香港民主派は12月4日に普通選挙のタイムテーブルを要求する大規模集会を予定している。李氏はライス長官との会談で、状況視察の為に香港に招聘したが長官は即答を避けた。米国務省はこれまで職員を香港に派遣し、香港の世界貿易組織(WTO)などの会議に出席させている。