【大紀元日本12月13日】国際社会のメディアは最近、北朝鮮の継承者問題について多く報道している。このため、金正日労働党総書記長はこのほど、「親子世襲」などの話は国際社会の物笑いになるとして、国内での継承者問題の議論を禁止した。
韓国メディアの11日報道では、金正日総書記の子息、金正哲(24)、金正雲(21)が継承者候補として話題に上るにつれ、親子世襲が独裁政権の典型との北朝鮮に対する認識が広がっている。金総書記は無用な批判を避けるため継承者問題の議論を禁じたという。
北朝鮮消息筋によると、金総書記はこのほど労働党総書記・金基男、労働党宣伝扇動部第一副部長・李在日、人民軍大将・玄哲海、樸載慶などの党と軍隊の幹部を召集、指示を下達した。金総書記はその場で、自らの政権後に子息が世襲し、故金日成総書記と自らの心象が悪くなっては国際社会の物笑いであると強調、継承者問題については言及してはならないとした。金総書記はまた、去年亡くなった高英姫第二夫人を「平壌の母」と呼ぶことをやめるよう指示した。