【大紀元日本12月26日】中国からの留学生の一部が争って高級車を購入するニュースがこのほど、ニュージーランドで取りざたされている。現地のBMW、ベンツなどを取り扱う高級車販売店によると、留学生たちは高級車を購入し、その買い替えペースも速いのが特徴だ。ある留学生は、ニュージーランドに来てから1年もたたないうちにこの販売店で既に3台を購入した。1台はZ5の高級スポーツカー、1台はM3、もう1台はX5のBMWのジープと、どれも大多数の中国人にとっては夢のような高級車だ。
彼らの支払い方法は、クレジットカードを少々と、ほとんどが現金一括払い。販売店も、少年たちの気前のよい支払いが不思議だという。
貴族留学生たちは時に、自慢の高級車でレースを楽しむ。人口の多くないオークランドやニュージーランド大学界隈では、彼らの高級車が編成を組んで道路を疾走する光景はめずらしくない。ニュージーランドの児童が留学生の高級車にはねられて死亡するという事故が発生し、社会の注目を集めた。
ある北京からの留学生は、高級車を何台も購入した理由として「高級車なら何でも好きだ。いい車を持っていると、女の子と付き合うのも簡単になる。ある深圳からきた留学生が私と同じBMWのスポーツカーを買ったので、負けないように3台を一気に買った」と話す。
また、現地では貴族留学生のための新たな「点数を作る」サービスが生まれた。学校での成績がよくない金持ちの留学生は、「点数を作る」仲介会社に頼めば偽りの成績表が手に入るというのである。
その一方で、貴族留学生を誘拐して身代金を要求するという犯罪も多発している。
貴族留学生たちの一部は中国官僚を親に持つという。彼らの散財振りは、最近話題となっている中国官僚らの汚職、腐敗、そして貧富の差の拡大と関係しているかもしれない。