【大紀元日本1月28日】朝鮮半島有事の韓国軍指揮権委譲の問題について討議する米韓両国会議で、在韓米軍司令官レオン・ランポルト大将は、「韓国軍が有事の際に有効な軍事行動能力を有したと判断された時、改めて考慮したい」と慎重な構えを見せた。ランポルト大将は26日午後、竜山在韓米軍基地で記者会見を行い、「指揮権委譲の問題には、まだ討論と研究が必要」と述べた。
ランポルト大将は、有事の指揮権には韓国軍の作戦能力の外、平時における兵站後方の問題などがあり複雑と説明、「有事の指揮権は、朝鮮半島内に限ったもので、実際には戦略的に海外展開の問題も含んでいる」と懸念。在韓米軍司令官には、韓国軍を海外に出兵させる権限はなく、戦略の有効性は在韓米軍と韓国軍の協力にあると説明、韓国軍を海外に投入する意向はないと表明、「今、この論議は朝鮮半島の安定に有益とは思わない」と述べた。
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