日中政府、外務事務次官級会談を継続

2006/02/12
更新: 2006/02/12

【大紀元日本2月12日】小泉首相の総裁任期が切れ、年内に引退することに対して、国内世論が沸騰する中、日中両政府は11日から12日、緊張した関係を緩和するため、外務事務次官会談を継続することを決めた。

日本政府は、「中国側は秉国興外交部副部長、日本側は谷内正太郎外務事務次官が交渉にあたる」と発表、東京での会談後、新潟に移動して会談を継続するが、議程内容は公表しなかった。

今回の会談は、昨年10月に小泉首相が靖国参拝して中国・韓国が強く抗議して以来、両政府初の高官正式会談となる。双方は、靖国参拝により冷え切った両国関係の修復を事務レベルで協議するものとみられる。

情報筋によると、日本側は小泉首相と胡錦涛総書記との直接会談、両政府の外相の会談を期待しているという。しかし、小泉首相が靖国参拝を支持しているため、会談の実現に大きな障碍があるとみられる。小泉首相がすでに「任期5年満了の9月引退」を表明しているため、任期中の会談が実現されるかどうかが注目される。