【大紀元日本3月2日】世界保健機関(WHO)はこのほど、人が鳥インフルエンザに感染した新たな症例を加えて、これまで発生した鳥インフルエンザ感染例は、全世界で合計173件に上り、うち死亡者は93人になったと発表した。
新たに二件の感染例が出て、警戒を強める中国=27日、上海の市場(Getty Images)
WHOは、新たに発生した3件の感染症例のうち、2件が中国で起きており、患者の状態は思わしくないという。1件は、インドネシアのジャワ島の27歳女性で、すでに一週間以上前に死亡したという。
WHOは、これまで死亡した感染者はすべて家禽や鳥類と接触していたという。しかし、死亡者の中の一人は中国浙江省の者であり、浙江省は2004年以来、鳥インフルエンザ感染の発生はないという。
現時点では、中国国内の大部分の地区において、鳥インフルエンザを引き起こすウイルスがH5N1型であるとみられており、WHOは、中共当局に対して、民衆が鳥インフルエンザに対する認識を強化させ、疫病に関する情報を明らかにするよう、死亡した家禽および鳥類と接触しないよう呼び掛けた。
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