広東省佛山:郷委員会の農地不正収用に、地元農民1000人が怒りのデモ

2006/04/12
更新: 2006/04/12

【大紀元日本4月12日】中央社の報道によると、広東省佛山において、土地収用をめぐるトラブルが再び発生した。当地一村の郷委員会が不法に農地約133haを収用したことから、地元農民が街頭でデモを行った。

佛山市南庄鎮堤田郷の村民・劉氏が「苹果日報」に伝えたところによると、郷委員会の関係指導者が汚職に関与した容疑があるものの、郷村の会計帳簿公開を遅々として認めなかったという。これ以前に、村民の合意を経ないで、勝手に土地約153haを売り出していた。

報道によると、村民は、前後して市及び省の国土部門に申し立てを行い、3月29日の午前には村民1500人がデモを行うとともに、季華大橋において「汚職官吏を打倒して郷里を守れ」「私たちの耕地を返せ」と書かれた横断幕を掲げた。

当局は、公安1000人近くを動員し、デモ参加者を鎮圧、村民十数名を逮捕したが、このうち、3人は7日正午の時点において未だ釈放されていない。

このほか、中国国土資源部長・孫文盛が7日の工作会議で述べたところによると、現在、国土資源部門の系統には、汚職の問題が確かに存在しており、とりわけ、末端組織における法執行が厳格でなく、民衆の利益を損なう問題が依然として存在しており、紀律違反、法律違反の問題が常に発生しているという。