米議員デラハント氏:「臓器摘出する殺人鬼には強く『ノー』というべき」

2006/04/12
更新: 2006/04/12

【大紀元日本4月12日】米下院国際関係委員会のメンバーであるウィリアム・デラハント下院議員は4月7日、中国の蘇家屯などで秘密裏に行われている臓器売買の実態について、大紀元のインタビューに応じた。デラハント議員は、蘇家屯事件の恐ろしさは自分が知る限り、すべての国々の道徳基準をはるかに越えており、民衆を殺害し、臓器摘出する殺人鬼には強く「ノー」を言う時であると主張した。更に同議員は、中国境界内外において調査を行い、真相を世に公表するよう呼び掛けた。

同議員は、立法者として、政治家および米国人として、これ以上沈黙を続け、犯罪の共犯になってはならないと訴えた。また、人類の歴史は、米中貿易の契約を交わしたことや、ボーイング747の販売に成功したかどうかについて重要視する事はないが、人類が形容できないほどの苦痛に直面している時、それを重視しなければ、将来、必ずその裁きを受け、歴史に刻まれるだろうと述べた。胡錦濤氏の訪米期間中に、これらの問題について回答を求め、第三者による現場調査を許可し、全面的に調査することを求めるべきであると主張した。

同議員はまた、ここ数年間で、中国国内で静かに設立された臓器移植センターについても触れた。「天津東方臓器移植センター」のネット情報によると、1999年以降の臓器移植件数は激増しており、これは中共が法輪功の弾圧を開始した年であることから、同議員は、中国で長期間待たずに臓器移植が受けられることと関係があるとみている。本人または家族の同意なしで行われる臓器摘出問題を無視してはならないと強く訴えた。

中国はビジネスチャンスを得る良い場所であると考える人が多く、彼らは中共政権が犯罪に関与しても無視していると同議員は指摘する。同氏は、道徳を守らず、弾圧や迫害を無視する国々は将来、必ず自分の身に降りかかってくるだろうと述べた。