中共、「九評」を恐れ、所持者に7年の刑

2006/04/24
更新: 2006/04/24

【大紀元日本4月24日】胡主席訪米の前日、湖南省長沙市開福区裁判所は、女性法輪功学習者・高輝さん(36)に対し、自宅で1850枚の『九評(共産党についての九つの論評)』 CDを発見されたことを理由に、7年の刑を言い渡した。民衆の中から、5歳の子を持つ母親にたいし何故これほど、中共が怯えて重刑を科したのかと疑問視する声も上がったという。中共政権はこの程度のことで覆されるほど脆弱なのかとの疑問も上がった。

明慧ネットの報道によると、高さんは以前ひどい不眠症、内分泌失調などの持病があり、病弱であったが、法輪功を学んでからすべての病気が治り、心身ともに健康になったという。1999年7.20以降、高さんは気功を鍛練する環境を失い、また、妊娠もしたために一時修煉を中止したという。しかし、法輪功は非常に効果よく健康をもたらし、広くて深い法理があり、慈悲をもって善を勧める教えに対して、高さんは法輪功が正しいものであると信じ、修煉を続けたという。

2005年12月20日午後8時ころ、十数人の私服警官が「水道管を修理業者」を装い、高さんの自宅に侵入し、高さん姉妹、夫・高安さんを強制的に連行した。5歳の息子・高潤さんは残されたと言う。

高さんは4ヶ月以上にわたり拘置所に監禁されていた間、自分が無罪であることを確信しており、所持している「九評」の内容は、すべてが真実であるため、恐れていなかったという。高さんは反対に、有罪になるのはまさしく中共当局およびそれの追随者であると述べた。

2006年4月17日午前、裁判所が判決を下してから、明慧ネットは、「九評」は邪を震わすものであり、法輪功を迫害する「証拠」になってはならないとして、長沙市各界の有識者へ10点xun_ネ内に提訴をし、高さんを救出することを呼びかけた。

高さんと息子(明慧ネット)

情報筋によると、胡主席の訪米前夜に、共産党の脱党サービスセンターより70数人の法輪功学習者が「九評」を配布したために、逮捕された人達の名簿をブッシュ大統領に渡し、米国政府から中共に対して指摘するように呼びかけたという。

また、中共の内部情報筋によると、中共は「九評」をもっとも恐れていることが分かった。中共は「九評」の封鎖に尽力しており、郵便物の厳密検査や駅の待合室でCDを検出可能な器機を設置し、各地で専任者による九評および脱党に関するスローガンの消去作業などに尽力しているという。例えば、甘粛省金昌市では、専任警官が同作業を行っている。遼寧省撫順市新賓鎮では、専門の作業員を雇い、毎日3回ずつ各家を訪れ、法輪功の資料および九評の書物を探すという。しかし、「九評」は大陸で広範囲にわたって伝えられており、毎日の脱党人数が2万人以上である。

また近頃、人々は市場に流通している人民元に「神は中共を滅ぼす、脱党が平安の保障である」「『九評』を読み、『九評』を人に伝えれば、幸運は君と共にいる」などのメッセージを見ることができるという。仮に、1万人がこれらの短いメッセージを記すとして、1万人が毎日5枚を書けば、1年で1825万枚のメッセージができるとし、これらの枚数は市場に10回ずつ流されれば、1億8250万回の割合で人々の手に渡ることになると推算した。同伝播効果は驚異的であると考えられているようだ。

(記者・文華)