【大紀元日本5月2日】4月29日16時50分、陜西省延安市子長県の瓦窯堡鎮炭鉱で、井戸下ガス爆発が発生し、死者27人、負傷者7人、5人が行方不明の惨事となった。
博訊ネットによると、同炭鉱が爆発した際、井戸の下に39人がいたという。当時、7人は救出され、32人は行方不明となったが、のち27人が遺体で発見された。専門家らは、残り5人の行方不明者の生存可能性は低いとの見方を示した。
情報によると、子長県の瓦窯堡鎮は豊富な鉱物があり、石炭の備蓄量が28・9億トンを有するという。瓦窯堡鎮の炭鉱は延安市子長県の南西約4キロメートルに所在しており、個人企業である。情報筋によると、保有している企業は、同炭鉱における採取、生産、安全生産、炭鉱責任者、企業安全資格、営業許可等、必要とされるすべての許可証を持っており、合法な経営企業であるという。
中国では炭鉱爆発事故で毎年平均6千人の死亡者にものぼる。2005年の記録では、3341件の炭鉱事故が起きたという。当局は安全操業を強化すると提唱しているが、経済の急速な発展は石炭価格の値上げを引き起こし、炭鉱企業は増産の圧力が掛けられている。また、多くの炭鉱は違法経営であるという。
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