ブッシュ大統領、イラク新政権の成立を祝福

2006/05/25
更新: 2006/05/25

【大紀元日本5月25日】ブッシュ大統領は5月22日午前、シカゴのアリー・クラウン(Arie Crown)劇場で、イラク情勢と反テロ戦争について講演を行い、二日前に成立したイラク新政権を祝福した。

ブッシュ大統領は、イラク新政権の始動はこの地区の不安定な情勢を変える重要な第一歩であると評価、「世界が新しい起点を目の当たりにした…中東地域の心臓部に憲法に保証される民主が出現した」と述べ、「テロリストたちは自爆攻撃や、道路で爆弾を仕掛けるなどの手法で、この時の到来を全力で阻止しようとしたが、恐れる日がとうとう来てしまった」と語り、テロリストは罪のない人々を殺害することはできるが、自由の発展を阻止することはできないと力説した。

イラク新政権は、安全への挑戦など、山積みの問題に直面しており、ブッシュ大統領にもイラクからの軍の撤回を求める国民の声が届いている。ホワイトハウスは「イラク新政権の成立はイラクの安定を図る重要な一歩であり、米国兵士がイラクから完全撤回することも可能になった」とみている。ブッシュ大統領は、「民主憲法が土台とする自由政権の成立は、中東地域で自由が一つの勝利を勝ち取ったことを意味する」と語った。

講演終了後に、ブッシュ大統領は戦争や就業、保険、石油、鳥インフルエンザなどの問題に関する質問に答えた。

質問に答えるブッシュ大統領(大紀元)

(記者・韋然、李清)