離婚に際し、両親のどちらかが別れた子供に会う権利を与えられるというのはよくある話だが、愛しているのがペットの犬の場合はそうはいかないらしい。バルセロナの裁判所は2日、ペットの犬は子供同様に扱われるべきではないという判決を下した。
あるスペイン人男性は別居当初、かわいがっていたゴールデン・レトリバーに会いに来てもよいと妻から了承を得ていたが、後に訪問を禁じられた。
男性は地裁に提訴し、特定の時間に犬を訪問することを許された。
しかしバルセロナの控訴審は、地裁の判決について、離婚訴訟でペットを子供と同等に扱う前例をつくったとしてこれを覆し、男性は敗訴した。
(ロイター6月2日=マドリード)
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