深セン市、居酒屋をゆする男たちは発砲

2006/06/20
更新: 2006/06/20

【大紀元日本6月20日】6月15日夜、広東省深セン市の西郷街道麻布地区で、数人の男が居酒屋をゆすろうとしたが、失敗したため、店の外で銃を数発発砲、6人の通行者が負傷した。男たちはすぐに現場から逃げ去った。現地警察は現在を犯人の行方を捜索しているという。

現地紙「南方都市報」の報道では、居酒屋「安利」の女性オーナー・宋氏の話しを引用した。それによると、当日の夜8時ごろに、4人の男は店で食事をしていたときに、そのうちの1人は従業員にグラスにお湯を入れてほしいと頼んだ。従業員はお湯のグラスを渡すときに、男はわざと手を滑らせ、お湯が彼の手にこぼしてしまった。すると男たちは騒ぎ出し、店側に対応を求め始めた。男性の手には異常がなかったが、店側は手当てを施した。しかし、この男性は入院治療するとの一点張りで、「どう解決するのか、お前ら自分で考えなさい」と脅迫した。

同日午前10時30分ごろに、隣のスナックを経営する宋氏の弟が、騒ぎを知り、現場に駆けつけ調停しようとしたが、男たちが彼の頭を殴ったため、双方が衝突し、相手の男もケガをした。その直後、店側が警察に緊急通報したため、男たちはすぐに逃げ去った。

その後、宋氏と弟などの関係者が派出所に呼び出され、警官に事情を説明するときに、数人の男はライフル銃を持って店に戻ってきた。彼らは店の外で地面に向けて数発を発砲し、跳ね上がった銃弾が通行者に当たり、6人が下半身に軽傷を負い、病院で手当を受けている。男たちは現場から逃走したという。

現在警察は犯人たちの行方を追っている。中国ではここ数年拳銃の違法所持が増加し、銃による殺人や、暴力事件が続発している。