官房長官声明:北朝鮮ミサイル発射に対し、経済制裁など厳しい措置

2006/07/05
更新: 2006/07/05

【大紀元日本7月5日】米国防当局関係者によると、北朝鮮は5日未明より、5発のミサイルを発射した。いずれも日本海に着弾したが、そのうち3発目のミサイルは長距離ミサイル「テポドンー2」とみられ、発射数十秒後、失敗に終った。さらにもう2発が打ち上げ準備中であるという。これに対し、安部官房長官は声明を発表、「経済制裁など、法に則った厳しい措置を取る」と述べた。

日本政府は、安全保障会議を開き、会議後の記者会見で、安部官房長官は、関係各国の事前の警告にもかかわらず発射したことは、2002年9月の日朝平壌宣言での弾道ミサイル発射の凍結や大量破壊兵器を問題とする6ヵ国協議の共同声明などに背くものとし、北朝鮮に6ヵ国協議の場に戻ることを求め、経済制裁などの法に則った厳しい措置で望むと述べた。

米ブッシュ大統領は、ミサイル発射は国際社会への「挑戦」であり、「北朝鮮の孤立化をさらに進めることになる」と述べた。