【大紀元日本8月30日】中国の考古学者は8月26日、新彊の奇台県恐竜化石発掘現場で、身長が約35メートルの恐竜の化石を発見した。アジアでこれまでに発見されたものでは最長の化石であるという。一方、寧夏回族自治区霊武市寧東鎮南磁湾恐竜化石遺跡でも、ほぼ完全な恐竜の歯茎および8つの化石が発見されている。
新華ネットによると、新たに発見された竜脚類草食マメンチサウルスは、頸だけでも15メートルあり、世界一首の長い恐竜であるという。
これまで、中・カナダの恐竜プロジェクトでは、今回の発掘現場より100メートル離れた山岳地帯で、多数の恐竜の化石を発見している。その内、1体の竜脚類草食サウルスの化石の身長は約30メートル、背丈が約10メートル、体重は約50トンと推定された。当時、この恐竜は、アジアでもっとも大きい恐竜であると話題になり、「中・カナダマメンチサウルス」と命名され、北京自然博物館に保管された。しかし、考古学者らは26日、今回発見されたマメンチサウルスがその座を取って代わったと発表した。
8体の恐竜化石
一方、寧夏回族自治区霊武市寧東鎮南磁湾恐竜化石遺跡では26日までに、すでに8体の恐竜の化石を発見し、その内の2体は、世界レベルの基準に達しているという。
考古学者は、同発掘現場の埋蔵面積が大きく、集中していることから、完全に近い状態で発掘された化石が多かったとしている。このような状況は、竜脚類の恐竜の化石の場合、稀であるという。
完全な歯茎の化石は、極めて稀
専門家らによると、霊武市寧東鎮南磁湾恐竜化石遺跡で、発掘された恐竜の歯茎の化石は、歯の配列および歯の数がはっきりと残っており、発掘史において、非常に稀であるとの見解を示した。また、歯に関連する化石は、恐竜の種別を見極める上で重要な部分であると強調した。
アジアで初の発見、ディプロドクス化石
寧夏自治区霊武市で発見された竜化石は、初歩的な研究により、ディプロドクス(和名:梁竜)化石であると発表された。アジア地区では初めての発見だという。考古学者らによると、ディプロドクス化石は、これまでに南半球のタンザニア、アルゼンチンおよび北半球の北アメリカでしか発見されなかったという。
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