フセイン元大統領に死刑判決、シーア派住民殺害で

2006/11/06
更新: 2006/11/06

バグダッドイラク高等法廷は5日、シーア派住民148人を殺害したとして人道に対する罪などに問われていたフセイン元大統領に対し死刑(絞首刑)判決を下した。

判決を聞いたフセイン元大統領は、動揺した様子で、「神は偉大なり」などと叫んだという。

また法廷は、アワド・バンダル元革命裁判所長と、フセイン元大統領の異父弟で元情報機関トップのバルザン被告に死刑判決を下したほか、ラマダン元副大統領には終身刑の判決を言い渡した。

死刑・終身刑の判決が下ると自動的に上訴審が開かれるため、執行は少なくとも数カ月遅れる。[バグダッド 5日 ロイター]